お小遣い事情 スウェーデン vs 日本

スウェーデンの大手銀行NORDEAのお小遣い事情の調査(6-17歳を対象)によれば、定期的にお小遣いを与える親は、2006年には76%であったが、2013年は60%に減っています。

 

親の言い分としては、必要に応じて与えている、あるいは、必要なものはすべて買う、などの説明がされています。

 

NORDEA銀行のIngela Gabrielssonさんによれば、これは良くない傾向で、子どもには定期的にお小遣いを与えて自分で責任を持たせる必要がある、と述べています。

 

また51%は現金でお小遣いを渡していますが、38%もが子どもの銀行口座への振込とのことです。

 

Benesse教育情報サイトの調査(2011)では、日本の中学生に定期的にお小遣いを与える親は約3分の2。高校生では73.5%とのことです。

 

お小遣いの金額を日本の調査(Benesse教育情報サイト)と比較してみますと、日本の中学生は月2000円程度ですが、スウェーデンの中3相当の年齢(14)では約6400円、高校生は日本では月4700円弱、スウェーデンの高校3年生は約13400円とかなり差があります。

 

スウェーデンでは子どもが生まれてから16歳になるまで児童補助金が支払われます。その金額は一人目は月1050SEK(約16000円)、二人目以降は増額されます。児童補助金は子どものもの、と考える親がスウェーデンでは多いのでしょうか。