減少するLO(労働総同盟)の組合員数と組織率

Sveriges Radio(スウェーデンの公共放送)によれば、2013年もLO(労働総同盟)の組合員数の減少が続いている。

 

LOは現業労働者約150万人の組合員、14の職業産業別組合を傘下に収めるスウェーデン最大のナショナルセンター。

 

近年組合員数の減少が続いており、2013年は減少率は低下したものの約15500人減少した。

 

組織率は約70%弱で依然国際的には高い水準にあるがここ10年間に10%ポイントも減少している。

 

一方、ホワイトカラー系の組合は組合員数を増やしている。今日スウェーデンではブルーカラーよりもホワイトカラーの方が組織率が高い

 

Vision(TCO系、組合員数168000人)の組合員数は約3000人増加した。

Unionen(TCO系、組合員数568000人)の組合員数は約34000人増加した。Unionenの組合員数の長期目標である60万人は2014年中に到達する見込みとのこと。

SACO(学士組合、組合員数650000人)も約14000人増加した。

 

一方日本では2013年の労働組織率は過去最低の17.7%。

 

二次産業から三次産業への産業構造の変化はスウェーデンも日本も同じ。サービス化、知識産業化が進行している。

スウェーデンではこれらの〈クリエイティブクラス〉を組合が組織し続けています。