01日 3月 2014

児童補助金の支払いを両親別々に（スウェーデン）

スウェーデンでは16歳になるまで最低月1050SEK (約16800円)の児童補助金が支給されます。

これまでは原則母親に支給されてきましたが、2014年3月1日以降に生まれた子どもについては、原則父親と母親に半額づつ支給されるように制度が変更になりました。両親がたとえ一緒に住んでいなくとも、親権がある限りこの原則が適用されます。

2014年2月28日以前に生まれた子どもについても、どちらかの親が分割支給を請求すれば、拒否は出来なくなります。

男女平等の原則による制度変更ですが、問題も指摘されています。

つまり、たとえば父親が親権はあっても実際には母親が一人で子どもの経済的負担を背負っている場合などです。

〈たてまえ〉がすべてのスウェーデン社会の新たな一ページです。

あるいは〈制度の悪用は前提としない〉〈人を信じる〉〈徹底的な性善説〉という解釈も出来ます。