4日間のロンドンweekendの印象をキーワードで表すとコスモポリタン、diversity(多様性)、豊かさ、etc.
国も人々も〈健康〉と思えました。
1960-70年代の英国は〈英国病〉と言われ、経済財政状況の悪化、ストの多発などの症状が見られました。
この頃イギリスに調査に来たとき、〈本日の失業者数〉という電光表示版があったのが記憶に残っています。
1979年のサッチャー政権誕生後、国営企業の民営化、金融引き締めによるインフレの抑制、財政支出の削減、税制改革、規制緩和、労働組合の弱体化などの政策により次第に状況は改善していきました。
1997年には保守党から政権を奪回した労働党のブレア内閣はサッチャー内閣の基本路線を踏襲しつつも、是正する政策を行っていきました。
英国のGDP(国内総生産)の伸び率は1992年から2013年までプラス成長(2009年を除く)が続き、2014-15年も2.5%以上の成長が予想されています。
2001年にはブレア内閣によって「英国病克服宣言」が出されています。