最近公表されたEUの Innovation Union Scoreboard 2014によれば、スウェーデンはEU加盟国中トップにランクされています。
欧州のEU非加盟国を加えるとスイスがトップ。(左の図) スウェーデン、デンマーク、ドイツ、フィンランドと続き、北欧諸国が健闘しています。
グローバルな競合では、韓国、米国、日本の3カ国がEUのパフォーマンスを上回っています。(真ん中の図)
韓国はイノベーション・パフォーマンスの成長率がEUよりも高く、年々差を拡げています。一方日本とアメリカはEUよりもイノベーション・パフォーマンスの成長率が低く、そのギャップは年々縮まってきています。
EUの平均と日本の比較では、日本の方がイノベーション・パフォーマンスは依然高いものの、2008年が差がピークで以降毎年差は縮まって来ています。(右の図)
高等教育の修了率、民間セクターの研究開発投資、特許申請、中またはハイテク製品輸出の貢献率では日本の方がEUを上回ります。しかし、博士課程修了者、国際共同出版、知識サービスの輸出、海外からのライセンスおよび特許収入の項目ではEUが上です。