"The Future of Employment: How Susceptible are Jobs to Computerisation?" OMS working paper by Dr. Carl Benedikt Frey & Michael A. Osborne

"The Future of Employment: How Susceptible are Jobs to Computerisation?" OMS working paper by Dr. Carl Benedikt Frey & Michael A. Osborne  (雇用の未来:コンピュータリゼーションの影響を受けやすい職種)

 

はオックスフォード大Martin Schoolの興味深いペーパーです。
pp57-72にコンピュータリゼーションの影響について702の職種がランク付けされています。

 

最も影響を受けない上位の職種は

1 Recreational Therapists

2 First-Line Supervisors of Mechanics, Installers, and Repairers

3 Emergency Management Directors

4 Mental Health and Substance Abuse Social Workers

5 Audiologists

 

逆に最も影響を受ける職種は

698 Insurance Underwriters
699 Mathematical Technicians
700 Sewers, Hand
701 Title Examiners, Abstractors, and Searchers
702 Telemarketers

 

最後のまとめの部分(44頁以下)の要約は以下の通り。

・10~20年程度のうちに自動化される可能性が高い(70%以上)仕事は、全体の47%。
・運送や物流に関連する仕事は大半が消滅する。
・サービス業もかなりの部分が消滅する。
・今後労働市場で生き残っていくためには、高いcreativityとsocial skillが必要。

 

-----------------------

若い皆さんには将来の職業を探す参考にはなるかもしれません。

 

その一方で、米国労働省の予測では〈現在の小学生の3分の2は現在存在しない職業に就く〉とのこと。

だとすれば、大切なことは、〈コンピュータが出来ない新しい仕事を如何にして創出していくか〉ですね。

 

コンピュータが得意でないことは以下のような仕事です。

 

・イノベーション

・文学、芸術、音楽などのクリエイティブな仕事

・非反復的なワーク