スウェーデンでは9月14日の総選挙を前に早くも学校教育が最大の争点の一つとして与野党の政策論争が盛んになっています。
3月24日には与党連合Alliansenが、成績通知を現在の6年生から4年生に引き下げる案を公表し、議論を引き起こしています。
スウェーデンでは戦後以下のように成績通知制度が頻繁に変更されてきました。
〈学校も先生もついて行けないほど〉という批判も当たっているのかもしれません。
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1962年まで
絶対評価 A a AB Ba B BC C(落第)の7段階評価。さらに〈品行〉についても評価された。1年生から毎学期に通知表。
1962年から
相対評価の導入。1-5 の5段階評価。
1969年から
3,6,7年生は春学期、8,9年生は毎学期。品行の評価は撤廃。
1980年から
8年生、9年生のみに通知表
1994年から
国が定めた知識水準を基準に成績を設定。MVG, VG, G,IG の4段階評価。
2011年から
A-F(落第)の6段階評価を6年生から導入。
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