9月14日の総選挙を前に、スウェーデンでは学校教育が最大の争点の一つになっています。
直接のきっかけは昨年公表されたPISAの結果の”ショック”です。
スウェーデンの結果は毎回
さらにPISAの問題解決能力テストでもスウェーデンの状況はよくないことが判明しました。
4月2日に公表されたSvenska Dagbladet紙が SIFO社に発注した学校教育政策に関する世論調査では、以下のように、野党社会民主党への信頼感が高まっています。
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学校政策についてあなたはどの党を一番信頼していますか?
社会民主党 21%
自由党 11
穏健党 11
左党
4
キリスト教民主党
1
スウェーデン民主党 1
中央党 1
環境党 3
その他の党 1
信頼する党なし
10
分からない 33
(調査は2014年3月25-31日に1000人を対象に電話で行われました)
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自由党は1998年の総選挙以来、学校教育政策を党の主要政策分野としてアピールしてきました。
しかし、PISAショックなど、政策の結果が見られないことから、有権者へのアピール力にも陰りが表れているようです。
一方、3人に1人が〈分からない〉と答えており、今後の政策論争などで信頼度が大きく変化する可能性も秘めています。