Dagens Nyheter紙の8年間の中道右派政権の総括第二回は医療です。
2006年から8年間に良くなった点は、
- 手術までの待ち日数が短縮されたこと。(それでも2014年2月時点、7人に1人の患者は手術に3ヶ月以上待たされています。)
- 心臓循環器系の病気などで生存率が高まったこと
- 10年前と比べると死亡する子どもが減少していること
- 医療への予算が拡大していること
- プライマリーケアのセンターが増加したこと
悪くなった点は、
- 医療スタッフが不足していること
- 医療が平等ではないこと。場所により差が出ている。また教育水準が低い層の死亡率が高い。
- ガンの治療の待ち日数が長いこと
- 緊急治療の待ち時間が長いこと (平均待ち時間は2時間46分。)
中道右派政権が導入した政策は以下のようなものです。
- 医療保証(決まった期間内に医療を提供する県には特別な補助金を配布する)
- 2010年に政府は医療の選択制を導入しました。患者は基本的に様々な医療提供者から選択することが出来ます。
- クレームについては医師個人ではなく、制度システムの欠陥を追求するように変更されました。
- 3000クローナ以上の歯科治療費には国が補助します。
- 地域の病院の民営化を禁止する法律、利益目的で緊急治療病院を経営することを禁止することが撤廃されました。
- 2009年7月1日から薬局の独占が撤廃されました。民間企業も薬局に参入が可能となりました。
- 2011年には医療の効率をフォローし、評価する〈医療分析庁〉が創設されました。