8年間の中道右派政権の総括⑤ 雇用と経済

Dagens Nyheter紙の8年間の中道右派政権の総括⑤雇用と経済。

 

+面では以下が挙げられています。


就業者数の増加(就業率は変わらず)
国の債務/GDPが減少 (43.7% 2006  →  35.1% 2013)
他のEU諸国よりは高い経済成長率
他のEU諸国より低い失業率
早期年金者の減少

-面では以下が挙げられています。


失業率の上昇(21.5 → 23.6% 15-24歳、7.1 → 8.0% 15-74歳、2006年→2013年)
財政赤字化  2013 -1.3%
輸出の伸び悩み
成長率の鈍化 +3.2% (2000-2006)  +1.4%(2007-2013)
長期失業者(27週間以上)の増加 75.7千人(2007) →121.2千人(2013)

データを見ると、確かに失業率の多少の上昇などのマイナス指標はありますが、EUの他の国と比べると、スウェーデンの経済のパフォーマンスは良好と言えるでしょう。

 

しかし、最近の世論調査では、野党連合(社会民主党、環境党、左党)が圧倒的にリードしています。

その理由は、どうやら雇用や経済よりも、医療、高齢者介護、学校などの福祉面のプレッシャーにありそうです。

 

−−−−−−−−−−

5月4日の夜SVTは2時間の国会の8党の党首議論を放映しました。主なアジェンダは以下でした。

 

防衛
ウクライナの状況、ロシアの動向
ロシアの石油、核燃料依存

乞食
貧困 ルーマニアのジプシー

労働力移民
スウェーデンの賃金協定が適用されるべきか
時限雇用

雇用
レストラン付加価値税の引き下げ
若年失業率 インターン制度
SD 失業の輸入
所得税、年金生活者
失業保険

学校
クラスの生徒数
教師のステータス

医療、介護

環境