Stefan Fölster (reforminstitutet所長)および Lars Hultman(物理学教授、戦略研究財団専務)は6月15日のDN紙で、〈スウェーデンの職業の半分は消滅する〉との意見記事を掲載しておられます。
スウェーデンの702の職業の分析調査によれば53%(アメリカは47%)が、今後20年以内に自動化、デジタル化され、消滅の危機にあるという。
これはホワイトカラーも例外ではありません。レジ要員、販売員、機械のオペレーター、簿記監査スタッフなどは自動化が容易な職種です。
自動化が難しい職業は、手先の器用さ、オリジナリティー、芸術性、社会性、交渉、説得力、思いやりなどを必要とするものです。
たとえば森林の専門家や特別教師はこの類です。
セールス、監査、銀行員などは自動化が容易な職種の例です。コンピュータの進化により、信用調査や診断が銀行員や医師よりもスピーディーで正確に出来る可能性がうまれています。
その一方、自動販売システムを開発できるエコノミストやコンピュータエンジニアは大いに生産性を上げることが出来るでしょう。
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米国労働省の予測では〈現在の小学生の3分の2は現在存在しない職業に就く〉とのこと。
就職から創職の時代へ
ハーバード大学の教育の専門家トニー・ワーグナーは、著書〈Creating Innovators: The Making of Young People Who Will Change The World〉の中で〈かつて私たちは、仕事を "見つける"ことができました。しかし、私たちの子供たちは仕事を "発明"する必要があります〉と述べています。