英国The Independent紙上の〈ワークケーションが生活を変えている〉という Hamish McRae氏の記事を読みました。
バカンス中に仕事を持ち込む現象が増加している背景を議論しています。
・ポートフォリオワーカーの増加( Charles Handyが1990年に著書The Age of Unreasonで使った表現。リスクが異なる複数の金融商品を組み合わせて保有することをポートフォリオ(分散投資)と言いますが、この考え方を働き方に応用した呼び名がポートフォリオワーカー。今後ポートフォリオワーカー、自営業者が増えると予測しました。)
・インターネットがあればどこでも仕事が出来る人が増えていること。
・趣味と仕事の差がなくなっている人が増えている。芸術家、ライターなどだけではなく、多くのリタイア組がボランティアで仕事を趣味で続けている人がいます。(私もこの一人でしょうね)
日本人は有給休暇の消化率が少なく、休暇中にも仕事のメールをチェックする人が多い、との調査結果があります。
休暇中に仕事をする日本人は意外に先進的なのかも?
この記事の初めに、 “staycation” という表現も出て来ます。つまり、どこにも出かけない、または出かけられない在宅の休暇。 これは残念ながら欧州と比べて多くの日本人に当てはまっているかもしれませんね。