Häggvik 特別支援高校

ストックホルムのヘッグビーク特別支援高校を訪問する機会がありました。


1994年に設立されたUtvecklingspedagogik Sverige ABという株式会社が運営している特別支援学校の一つです。財源は補助金で生徒や親の負担はゼロ。


16-21歳の生徒約170人、教師およびスタッフは約100人。


学校の中を見せて頂きました。アート、メディア、ジム、温室、支援の必要度に応じた住宅など、本当に贅沢とも思うような設備でした。


生徒さんの中で、卒業後一般の仕事に就くのは3%程度。仕事もさることながら、自立生活を出来るようになることが目標、と思われました。


「インクルージョン」を理念として据えたインクルーシブ教育が、1994年のサマランカ声明以来スウェーデンも含めた流れです。


これに対して、ヘッグビーク特別支援高校の先生方は、〈インクルーシブ教育〉が理念通り機能すればよいが、現実には様々な問題がある。本校では一般の学校と共同の学外のイベントなどでインクルーシブ教育を志向している、と説明されていました。


ヘッグビーク特別支援高校は人気で、常時入学を待っている待機生徒がいるそうです。


ヘッグビーク特別支援高校は日本の学校とのネットによる交流を始めようと熱心に呼びかけられています。