今日は目黒聖直さんにお会いし、昨年出版されたご著書『北海道の小町村の維持・発展のために〜市街地の再生と街中SC〜』を頂きました。
目黒聖直(めぐろまさなお)さんは北海道夕張生まれ。民間企業を経て1989年北海道開発庁(現・国土交通省)入庁。在スウェーデン日本大使館一等書記官、大臣官房地方課企画官、九州地方整備局広報公聴対策官等を経て、2015年7月より北海道開発局情報管理室長。
目黒さんは、メガトレンドとして、1)
グローバル経済の行き詰まり、2)国家の地位低下、3)「競争の社会から協力の社会へ」を取り上げ、このような世界の動きを踏まえた地域のあり方として、1)地域の重要性、2)地域が主体となる時代、3)協力の場としての地域、を指摘されています。(最終章”おわりに〜地域の再生に向けて” pp.
103-120)
協働的コモンズ、社会4.0、NEXT SOCIETYなど私自身の捉え方との共通点が多く、意を得たり、です。
その上で目黒さんの提言は、小町村維持・発展の方策として、最初に市街地の中心にショッピング・センター(SC)を建設し、それを起爆剤にして、市街地の再編・再生を推進することです。
〈我が国で最初のショッピング・センターと目される玉川高島屋ショッピング・センターはスウェーデン、ストックホルム郊外のファシュタとベリングビイを参考にした〉(p.37) 等々私も知らなかった情報も多くあります。
北海道の小町村の維持・発展のために一層のご活躍を期待しております。