9月2日のDagens Industri紙は、スウェーデン政府が秋のインフラ法案に向けて野党と早急に協議を開始したい意向、と報じています。
スウェーデンのストックホルム、ヨーテボリ、マルメの三大都市を結ぶ新幹線構想はスウェーデンの歴史上最大のインフラプロジェクトです。
2014年の総選挙の前に当時の中道右派政権が打ち上げ、社会民主党/環境党の新政権も引き継ぎました。
しかし、交通庁のコスト試算では2300億スウェーデンクローナ(約2兆8750億円)かかる建設費が大きな障害となっているようです。
スウェーデン国会交通委員会のKarin Svensson Smith委員長(環境党)は、DI紙上のインタビューで、〈協議は非常にデリケートで、建設費と共に威信の問題もある〉と述べています。