過労死、働き方改革などの議論が盛んですね。
左の写真は毎朝行く近くのHuddingehallenジムのランニングマシン。
〈申し訳ありません。修理サービスを待っています〉と掲示されている状態がおそらく1ヶ月以上続いていますが、クレームを言う人はなさそうです。
日本でこういう状況なら顧客からのクレームが絶えないのではないでしょうか。
そして”基本的には、顧客からの理不尽な要求も、断れないのが現実です” (NECO塾岡山洋一塾長)
スウェーデン人はなぜクレームをつけないのでしょうか?
〈働く側、サービスを提供する側の立場を配慮する必要がある〉
という説明を初めて聞いたときは目から鱗で実に新鮮でした。
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そして最近の経済動向を見ると、日本は失われた四半世紀、労働生産性は主要国中最も低い状況です。人口減、経済低迷の日本に対し、スウェーデンは人口増、そして欧州でも有数の経済成長を遂げています。
長時間労働、過労死は残念ながらマクロ経済のパフォーマンスとは負の相関関係のようです。
オフィスに居る時間ではなく、どれだけ付加価値を生産しているかが問われる時代です。
リチャード・フロリダのクリエイティブ・クラスを引用するまでもなく、〈考えている〉時間、知的生産の時間が問われています。
NIPPONの働き方革命は超緊急課題です。
2017年1月には東京(スウェーデン社会研究所主催講座)と札幌(第9回北欧に学ぶ創造性教育ワークショップ)で働き方について意見交換する機会があり、楽しみにしています。