ユニクロは北欧初の店舗を今秋ストックホルムの都心にオープンすることを1/17に公表しました。王様公園、NKデパートの近くのSverigehusetビルに4階(1.580平米)でWomen, Men, Kidsものを販売するとのことです。
ユニクロは欧州では英国(11店舗)、フランス(22)、ロシア(25)、ドイツ(6)、ベルギー(3)、スペイン(2)に店舗があります。
Dagens Nyheter(DN)紙他主要メディアが大きく報じています。DNの見出しは、”H&Mは競合相手ではない”
H&Mはスウェーデン企業です。日本も含む53カ国に4.133店舗、ユニクロは18カ国に1900店舗を持ち、H&Mの売り上げはユニクロの約1.5倍。
ただ、H&Mの株価は過去一年間に35%も下落しています。その主因はネット販売の増加とその対応の遅れ、と言われています。
DNの記事で過去にH&Mとユニクロの両方で働いた経験のあるヨルゲン・アンダション氏は以下のように述べています。
両社の一番大きな違いは商品。ユニクロは既存の商品を継続的に改善する日本的なやり方。H&Mのビジネスアイデアは新商品を出し続けるやり方。
ネット販売では商品や形態の変化が比較的少ないのでユニクロの方が有利。
企業の意思決定システムも違いがある。H&Mでは意思決定に参加する余地が大きい。(ユニクロ)はトップダウンで家父長的。
ユニクロの意思決定システムは私は日本企業でもユニークな気がしますが。