今夜は105歳、スウェーデン最年長のブロッガー、Dagny Carlssonさんのトーク。
いやはや年を全く感じさせないバイタリティーには驚きと感嘆。
満席の会場の聴衆を笑わせる豊かなユーモア。 例えば最近「未婚ですか?」と聞かれたので、「そう思っています」と答えたとのこと。講演後好きな花束を選ぶように言われたら、「私はバージンではないのでこちらを頂きます」と会場を爆笑させていました。
ご著書”Livet enligt Dagny (ダグニイの人生)”にサインをしてもらいましたが、信じられないような元気な筆跡です。(写真)
ダグニイさんは1912年5月8日、スウェーデン南部のKritianstad生まれ。現在ストックホルム郊外のSolna在住。ホームヘルパーさんもいなく、4LDKのマンションを自分で掃除もしているとのこと。
ダグニイさんは、自分のブログ(200万人のフォロワー)の他、テレビ出演、社会保険庁、ガン基金などからの投稿依頼、講演等で超多忙な日々。元気さの秘訣はよく食べ、毎日のウォーキング、と答えておられました。
2004年に二度目の夫が癌で亡くなった時には、もう死にたい、と思ったそうですが、インターネットを始めて世界が広がったとのこと。90歳になってからPC・ネットを学び、93歳でブログをスタート! 100歳の時からはシニア向けのパソコン/ネット教室のインストラクターも務められました。
”人生最高の時は今”
一番楽しいのは今日のように人と出会い、お話すること。
大切なことは、社会の出来事に関心、興味を持ち続けること。学び続けること。
私は「105年間スウェーデン社会で一番大きな変化はなんですか?」と尋ねました。答えは「福祉社会が実現したこと。昔は年金も児童補助金もなかった。」
未来をどう見るか?との質問には 「戦争や環境変化に不安を感じている。」
これからの夢? 万里の長城に行くこと。
12時頃に寝て朝は10時位までゆっくり寝ているそうです。
人生100年時代ですが、私の場合、あと30年もあることになります。ダグニイさんに見習い、健康を維持し、社会の出来事に関心、興味を持ち続け、学び続けたいものです。