ステファン・ノレーンさんは1951年スウェーデン中西部Karlskoga生まれ。
1974年ヨーテボリ大学政治学部卒業後、商務省を経て外務省へ。モザンビーク(1978-80)、EUスウェーデン代表部(1980-83)、国連スウェーデン代表部公使(1987-92)、モスクワ大使館(1992-94)、Commission on Global Governance (Genéve)事務局長(1994-96)、ポーランド大使(1996-2000)、北欧協力大臣政務次官(2002-06)、日本大使(2006-11)等を歴任。
現在は産業大臣顧問の他、東京大学総長顧問、理化学研究所理事長顧問なども務められ、頻繁に日本とも往き来されています。
東京の大使の時にはグラジーナ夫人と共に本当にお世話になりました。ノレーン大使は歴代スウェーデン大使の中でも、実に庶民的で活動的。
東海大学札幌キャンパスにも2度お越し頂きました。札幌へは数えきれないほど来て頂き、お会いする皆さんを虜にされていました。
アウトドア環境教育セミナー(2008.09)では参加した皆さん大使と一緒にワークができて驚いておられました。 http://bit.ly/2DFfkuu
WORLD CAFÉ 「スウェーデンの学校と日本の学校」(2010 5 23、スウェーデン交流センター主催)も盛り上がりました。
最近『友好と協力の150年』という記念書籍の編集作業でよくお会いする機会があります。
日本ではこのような立場の方は一般的には”よきに計らえ”と任せて細かいことには口を挟まない、というのが私のイメージです。
しかし、ノレーン大使は、本書も何度も何度も読み直し、実に詳細な点まで加筆訂正などの提案をされるのには本当に感服です。メールにも一番に返信、フィードバックされます。
スウェーデン政府の図書館にご案内頂き、歴代の在スウェーデン日本公大使の記録を確認したことがあります。私はご案内頂いて、確認作業は自分でやる、と思っていたのですが、何と最後まで一緒に作業をされました。
真剣に取り組んでおられる姿がひしひしと伝わってきます。このように近くで一緒に仕事をさせてもらうのは久しぶりですが、その真摯な姿勢に改めて感銘を受けています。Tack, Stefan!