ストックホルム駅近くのHotel C Stockholm にあるICEBARを初体験。
スウェーデン北部キルナ近くの過疎の村Jukkasjärviにあるアイスホテルグループの経営です。
アイスホテルは創設者のアントレプレナー、Yngve Bergkvist さんが1980年代に札幌雪祭りを視察した後、滝川の雪像、氷像作りの専門家をユカスヤルビに招いてノウハウをゲットし、1992年にオープンしました。こちらにその経緯が書かれています。
私は当時ジェトロ・ストックホルム事務所に勤務しており、Yngve Bergkvistさんの訪道のお手伝いをしたのをよく覚えています。
北海道の受け皿はNOREX(道経連・北方圏経済交流協会)の墨谷和則さんでした。
北海道側はユカスヤルビに滝川から支援に行ったり、北海道の雪祭りも一挙に国際化する、と大喜びでした。北海道と北部スウェーデンの地域間交流も進み、「国際から域際」の時代へ、と私は形容していました。
当時の北海道は単に国際化に浮かれていたのですが、Yngve Bergkvist さんはさすがビジネスチャンスと捉え、アイスホテルを世界のブランドに育て、過疎のユカスヤルビを世界中から観光客が来るスポットに育ててしまったのです。
Global Entrepreneurship Monitorという世界最大規模の起業家についての調査があります。最新の結果によれば、スウェーデン人の起業マインドは世界トップクラス、日本は調査対象54カ国中最低でした。